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ファン・エイク作品 トップ10

今回はヤン・ファン・エイクの作品からお気に入りを選んでみます。現在彼の作とされているものは20点ほどにしかすぎませんが、傑作ばかりで悩むところです。

 1 『宰相ロランの聖母』1435年頃 ルーヴル美術館蔵

 2 『アルノルフィニ夫妻像』1434年 ロンドン・ナショナル・ギャラリー蔵

 3 『ヘントの祭壇画』1432年 聖バーフ大聖堂蔵

 4 『赤いターバンの男の肖像』1433年 ロンドン・ナショナル・ギャラリー蔵

 5 『聖バルバラ』1437年 アントウェルペン王立美術館蔵

 6 『ファン・デル・パーレの聖母子』1436年 グルーニング美術館蔵

 7 『青い帽子の男』1435年頃 ブルケンタール国立博物館蔵

 8 『教会の聖母子』1425あるいは40年頃 ベルリン絵画館蔵

 9 『キリスト磔刑と最後の審判』1430~40年頃 メトロポリタン美術館蔵

10 『トリノ=ミラノ時祷書』(画家G)1420~30年頃 トリノ市立美術館


『宰相ロランの聖母』は迫真の人物描写、細密な屋内装飾の表現、背景に広がる街並みの詳細さが同時に味わえるという点で出色です。私が特に気になるのはバルコニーから景色を眺める二人の人物です。これはフーベルトとヤン兄弟(あるいはヤンとその助手)とする説があります。ユーモラスな登場のさせ方に見えますが、依頼主がブルゴーニュ公国の宰相であることを考えると単なる悪戯心とは思えませんよね。これは外交官でもあったヤンが、宮廷で高い地位と名声をすでに得ていたことにも通じる気がします。

『アルノルフィニ夫妻像』では、やはり鏡に映し出される光景と人物の精緻極まりない描写でしょう。こういったモチーフには後世の画家たちも取り組んでいますが、その嚆矢ではないでしょうか。

『キリスト磔刑と最後の審判』での地獄の描写も見事なまでにおぞましく、その幻想的な怪異さは後世のヒエロニムス・ボスやピーテル・ブリューゲルに影響を与えたことが容易に想像できます。

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芸術

Posted by hiro