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70年代デケイドチーム カーディナルス編

最古参でありながらNFLのお荷物的存在に甘んじてきたセントルイス・カーディナルスは1973年、サンディエゴ州立大のヘッドコーチだったドン・コリエルに指揮を委ねます。コリエルのもとチームは強豪の仲間入りを果たしますが77年突如解任されます。パス攻撃の信奉者コリエルの後任人事は全米を驚かせるものでした。バド・ウィルキンソン。オクラホマ大の黄金時代を築いたカレッジフットボール界のレジェンドです。このころカレッジの名将を招聘するのはトレンドではあったものの、63年に引退したウィルキンソンは完全に過去の人物であり、この時代錯誤と言える起用を懐疑的に見る向きがほとんどでした。結果は大方の予想通りとなり、チームは程なく最下位に沈むことになります。


ヘッドコーチ ドン・コリエル

WR  メル・グレイ       LE  ジョン・ズック
LT   ロジャー・フィニー     LT  チャールズ・デイヴィス
LG   ボブ・ヤング       RT  マイク・ドーソン
C   トム・バンクス      RE  ロン・ヤンカウスキ
RG   コンラッド・ドブラー   LLB  ラリー・ストーリングス
RT   ダン・ディアードーフ   MLB  ティム・カーニー
TE   ジャッキー・スミス    RLB  マーク・アーンソン
WR  パット・ティリー     LCB  ノーム・トンプソン
QB   ジム・ハート       RCB  ロジャー・ウェーアリ
RB   テリー・メトカーフ    SS  ケン・リーヴス
FB   ジム・オーティス     FS  マイク・センシボー
K   ジム・バッケン      P   スティーヴ・リトル

コリエルのパス攻撃を支えたのはラインで、特にバンクス、ドブラー、ディアードーフと並んだ右サイドが強力です。中でもドブラーは当時最も汚いプレーをする選手として忌み嫌われていました。これほどの攻撃ラインと練習していれば守備ラインも強くなりそうなものですが、そこそこでしかないですね。両CBは素晴らしいですが、他は見劣りします。守備陣のテコ入れが急務です。またリトルを入れざるを得なかったことが、Pに恵まれなかったことを示しています。

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Posted by hiro