70年代デケイドチーム アスレティックス編
長期低迷していた古豪フィラデルフィア・アスレティックスはカンザスシティーに移転、1960年にチャーリー・フィンリーがオーナーになります。彼は数々の新機軸を打ち出す名物オーナーでしたがオークランドに本拠地を移してから成績が急上昇、70年代前半にはワールドシリーズ3連覇を果たします。フィンリーが長髪と口髭を奨励したことと気性が激しい選手が多かったことが相まって「口髭ギャング」と呼ばれたチームの面々は、当時メジャーリーガーのイメージそのものだったですね。しかしFA制度の確立に伴い主力選手の流出が止まらず一気に弱体化、新興チームシアトル・マリナーズの初年度に後塵を拝するまでに落ち込んでしまうのです。
監督 アルヴィン・ダーク
先発投手 キャットフィッシュ・ハンター 1 中堅手 ビル・ノース
ヴァイダ・ブルー 2 遊撃手 バート・キャンパネリス
ケン・ホルツマン 3 左翼手 ジョー・ルディ
リック・ラングフォード 4 三塁手 サル・バンドー
マット・キーオ― 5 指名打者 ミッチェル・ペイジ
ジョン・ヘンリー・ジョンソン 6 右翼手 クローデル・ワシントン
ピート・ブロバーグ 7 一塁手 デイヴ・レヴァリング
救援投手 ローリー・フィンガーズ 8 捕手 ジーン・テナス
ディエゴ・セグィー 9 二塁手 ディック・グリーン
ボブ・レイシー
デイヴ・ハーヴァーロ
ジム・トッド
パブロ・トレアルバ
V3を達成した戦士がかなり残っています。実際にはここにレジー・ジャクソンが加わっていたので打線の破壊力はかなりのものですが、そのジャクソンがいないとなると大砲不在で小粒な印象が否めません。裏を返せばV3戦士は全員チームを離れているにもかかわらず、ここに名前があがっているということは彼らのほとんどが新天地で飛躍できなかったことを示唆していますし、その穴を埋める若手の台頭もなかったわけです。ジリ貧というやつですね。闘将ディック・ウィリアムスが監督ならば、峠を越えかかった選手たちをうまく御して発奮させ得たかもしれませんが、私は彼をモントリオール・エクスポズに据えたかったためダークにしました。
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