70年代デケイドチーム オリオールズ編
ボルティモア・オリオールズは私の世代には馴染み深いチームです。1971年に来日した際には圧倒的な強さでレベルの違いを見せつけ、84年はカル・リプケンとエディー・マレーの豪打が日本の野球ファンに鮮烈な印象を残しました。オリオールズの特徴はFAでの大物選手獲得に走らず傘下マイナーでの育成を重視した結果、生え抜き選手が非常に多かったことです。毎年のように有望株がメジャーに昇格しては期待通りの活躍を見せてチームの屋台骨を支える選手になっていく、そんな印象です。この点で比肩できるのはカンザスシティー・ロイヤルズくらいだったと思います。アール・ウィーヴァー監督は熱血漢で退場回数のアメリカンリーグ記録を持つ反面、データ重視の知将でもありました。プラトーン・システムを最も積極的に採用した監督としても知られています。彼の在任時はオリオールズの黄金時代であり、常に優勝を争う強豪でした。
監督 アール・ウィーヴァー
先発投手 ジム・パーマー 1 中堅手 アル・バンブリ―(対右)
マイク・フラナガン ポール・ブレア―(対左)
マイク・クエイヤー 2 左翼手 ドン・ビュフォード(対右)
テッド・マクナリー マ―ヴ・レッテンマンド(対左)
ウェイン・ガーランド 3 右翼手 ケン・シングルトン
救援投手 ドン・スタンハウス 4 一塁手 エディー・マレー
ティッピー・マルティネス 5 三塁手 ダグ・デシンセイ
ボブ・レイノルズ 6 二塁手 ボビー・グリッチ
デニス・マルティネス 7 指名打者 テリー・クラウリ―(対右)
サミー・ステュワート トミー・デイヴィス(対左)
ティム・ストッダード 8 捕手 リック・デンプシー
9 遊撃手 マーク・ベランジャー
打撃はライバルに比べると若干見劣りしますが、投手陣は流石ですね。しかも殆どが傘下マイナーから昇格した選手なのが特徴的です。ウィーヴァーの采配で十分優勝を狙える陣容と思います。
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