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いとまきまき

2022年5月30日

小学校の校庭脇を歩いていたら「いとまきのうた」が聞こえてきました。ずいぶん久しぶりに耳にしたので懐かしくもあり、今でも子供たちに受け継がれているのが嬉しくて自然と笑みがこぼれましたが、途中で?と思いました。子供たちは「ひーいてひーいて」と歌っていたのですが、私の記憶では「ひーっぱーって」だったのです。母に確かめたところ、やはり間違いないとのこと。乳児だった弟をあやすために私がしょっちゅうやっていて、弟はキャッキャキャッキャ大喜びしていたのでよく覚えているそうです。まあ時代の変遷もありますし、子供の遊びには地域性もあるでしょうから深く考えるようなことではないですかね。

それで思い出したのが、一般的には「だるまさんがころんだ」で知られているものです。これも私たちでは「トーゴ―さんはえらいひと」でした。トーゴ―さんは東郷平八郎元帥のことですから、おそらく日露戦争以前は違う文言だったと思われます。東郷元帥は薩摩の出身ですし、特に横浜にゆかりはないはずです。敢えて言うなら当時の連合艦隊旗艦だった戦艦「三笠」が横須賀に保存されているくらいでしょう。それだけ日本を救った英雄として子供たちの尊敬を集めていたんでしょうね。

そういえば「ケイドロ」も「どろじゅん」でした。今ほど車が多くないので「どろじゅん」や「缶けり」はおろか「ハンベ」(ハンドベースボール)さえ路上でやってました。不法侵入などという概念は全くなく、平気で他人の敷地内を隠れ場所にしてましたね。勝手に庭に入り込み、池でザリガニを捕ったりもしました。まさに傍若無人、今なら警察沙汰ですね。それほど何事につけ緩くておおらかだったのが昭和という時代なのです。

もちろん昔のほうが良かったなどと言うつもりはさらさらありません。常識というものは時代の移ろいに合わせて変わるのが当然で、私たち自身が適応すべきものです。子供の遊びは少しずつマイナーチェンジしながらでも残ってほしいと思います。

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現代

Posted by hiro