フィールディングに優れた捕手ランキング
歴代屈指の長打力を誇った捕手であるジョニー・ベンチは、守備面でも史上最高級とされています。彼以前に同等の評価をされたのはロイ・キャンパネラですが(ヨギ・ベラの守備は数段落ちるというのが識者の一致した見解です)、その後イヴァン・ロドリゲスやヤディーア・モリーナが現れてベンチと比較される存在になりました。優劣は意見が分かれることと思いますが、捕手守備全般を考えるならば史上最高候補に3人が挙がるのは間違いないでしょう。
そこでここでは私が日米で最も開きがあったと考える、暴投を後ろに逸らさず止める技術という点に特化してランキングしてみます。当然リアルタイムで知らない古の名手は対象外です。
1 ゲイリー・カーター(エクスポズ)
2 スティーヴ・イエガー(ドジャース)
3 バスター・ポージー(ジャイアンツ)
4 ヤディーア・モリーナ(カーディナルス)
5 カールトン・フィスク(レッドソックス)
6 ジョニー・ベンチ(レッズ)
7 ジム・サンドバーグ(レンジャーズ)
8 ボブ・ブーン(フィリーズ)
9 イヴァン・ロドリゲス(レンジャーズ)
10 リック・デンプシー(オリオールズ)
エクスポズ時代のカーターは凄かったです。印象に残っているのは、とても届きそうにないほどの暴投を、蹲踞の姿勢から瞬間移動したかのようにカニ走って捕まえるプレーですね。とんでもなく強靭な下半身だなと驚きました。
ゴールドグラブ受賞歴のないイエガーとデンプシーを入れています。特にイエガーはベンチと同世代なので割を食った感ありです。当時守備力の指標は現在ほど細分化されていなかったので、甲乙つけ難いならば見出しになりやすい打撃面の活躍も考慮されていたことでしょう。貧打だったイエガーには不利だったと思われます。
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