ザ・ベスト・オブ・百恵
数多のヒット曲を連発した山口百恵さんの楽曲をランキングするのは中々難しいですが、私としてはトップツーはすでに決まっています。もちろん売り上げ枚数やチャート最高位などは度外視し、そのパフォーマンスに基づいたものです。
1 「夢先案内人」 1977年 作詞阿木燿子 作曲宇崎竜童
2 「秋桜」 1977年 作詞・作曲さだまさし
3 「横須賀ストーリー」 1976年 作詞阿木燿子 作曲宇崎竜童
4 「愛染橋」 1979年 作詞松本隆 作曲堀内孝雄
5 「いい日旅立ち」 1978年 作詞・作曲谷村新司
6 「プレイバックPart2」 1978年 作詞阿木燿子 作曲宇崎竜童
7 「冬の色」 1974年 作詞千家和也 作曲都倉俊一
8 「絶体絶命」 1978年 作詞阿木燿子 作曲宇崎竜童
9 「さよならの向う側」 1980年 作詞阿木燿子 作曲宇崎竜童
10 「ひと夏の経験」 1974年 作詞千家和也 作曲都倉俊一
「夢先案内人」大好きです。ちょっと物憂げなヴォーカルスタイルが、叙情的かつ幻想的な歌詞と曲調にマッチしています。随所にみられる一瞬全音シャープさせて直ぐに戻すところや、演歌で言う「こぶし」に近い節回しも仰々しくなくサラッとこなしています。また「きらめきながら」のところで声を鼻から抜くような歌い方に変えているのもアンニュイな雰囲気を醸し出して効果的です。これらは譜面上で細かく指示できるものではないので、彼女のテクニックでしょう。うまいなあと感心します。もちろん他の楽曲でも見られることですが、ここでのパフォーマンスが最高だと考えます。中森明菜さんの「夢先案内人」も聴いたことがありますが、さすがにこのあたりの表現力では本家本元には一歩譲る印象でした。
「秋桜」もいいですよね。しみじみと歌い上げる歌唱力に脱帽です。また歌詞の素晴らしさは言うまでもないです。嫁に行く立場ではなくとも、年老いた母を持つ身としては聴くたびに目頭が熱くなってしまいます。色褪せることがない名曲だと思います。
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