米大統領選に投票したい!!
2000年のアメリカ大統領選挙でアル・ゴアが惜敗した際、私は地団駄踏んで悔しがりました。あれほど大統領選の開票速報に一喜一憂したのは初めての経験です。それまでは、こっちのほうが良さそうだなと思う程度で投票したい欲求にかられることはなかったです。それはそうですよね、市民権を持っているわけではないですから。
私は民主党・共和党どちらが好きということはありませんでした(当時は) どちらであっても基本的な対日政策に変化はないからです。そうは言ってもやはり超大国アメリカの大統領に誰がなるのかは、世界の行く末を左右する問題ですから日本人にとっても決して他人事ではないのです。
支持政党にかかわらず、ジョン・F・ケネディーは今でも多くのアメリカ人に憧憬される存在ですから当時もそれは同じです。ケネディー以降の大統領はベテラン政治家が占めていました(ジミー・カーターは例外ですが期待外れでした)からフレッシュな若い大統領を待ち望む声も多かったはずで、そんな中で私がケネディーの再来と期待していたのがゴアだったのです。
民主党リベラルの重鎮アル・シニアを父に持つという血筋、環境問題への関心の強さ、高いディベート力、若いながらも堂々たる立ち居振舞い、長身とルックスの良さと全てが大統領に相応しいと考えていました。しかし、1992年に出馬を見送ったためビル・クリントンにいいところを持っていかれた感ありでした。
2000年の対立候補がジョージ・W・ブッシュだったことが、私がさらにゴアに肩入れする原因になりました。ブッシュの見識や発言が、とてもでないが大統領に不適格と思ったからです。ただブッシュも心配したような失政は行わなかったので良しとするべきでしょう。
この時ほど大統領選を注視することは二度とないのではと思いきや、このところは連続して同じ経験をしています。しかも危機感を持ってです。つまりドナルド・トランプだけは大統領になってほしくないのです。かつて放送されていた『CNNデイウォッチ』で度々取り上げられていた若き日のトランプは、ゴシップとスキャンダルにまみれ胡散臭く鼻持ちならないというネガティブな印象しかなく、こんな人物が将来大統領になるなど思いもよりませんでした。トランプに比べればブッシュなど可愛いものです。確かに「老人対決」はつまらないですが、ジョー・バイデン大統領は良くやっていますし他の選択肢はありません。せめて副大統領候補を変えたほうが良いのではという気はしますが… とにかくアメリカ国民には目を覚ましてもらいたいです。幼いころ憧れた良きアメリカに戻ってほしい! もしトランプが大統領に復帰することになったら、私は本当にアメリカを嫌いになってしまうでしょう。
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