70年代デケイドチーム バッカニアーズ編
タンパベイ・バッカニアーズの船出は惨憺たるものでした。同時に誕生したシアトル・シーホークスが着実に成績を向上させたのに対してバッカニアーズは創設からなんと26連敗したのですから。USCを率いた名将ジョン・マッケイはカレッジのプレーブックを使っているのかとも批判され、選手も凡ミスを繰り返すという酷い有様でした。解任されて当然と思っていたところチームが律義に契約を遵守し続投、その5年目に守備陣が突如覚醒して一気に地区優勝を果たします。ウサギとカメのようにシーホークスを追い越したのは驚きでした。
ヘッドコーチ ジョン・マッケイ
WR モリス・オーエンス LE カウンシル・ルドルフ
LT デイヴ・リーヴィス NT デイヴ・ピアー
LG グレグ・ホートン RE リー・ロイ・セルモン
C スティーヴ・ウィルソン LOLB デイヴィッド・ルイス
RG グレグ・ロバーツ LILB デューイ・セルモン
RT チャーリー・ハナー RILB リチャード・ウッド
TE ジミー・ジャイルズ ROLB セシル・ジョンソン
WR アイザク・ヒギンス LCB ジェリス・ホワイト
QB ダグ・ウィリアムス RCB マイク・ワシントン
RB リッキー・ベル SS マーク・コトニー
FB ジョニー・デイヴィス FS セドリク・ブラウン
K ニール・オドノヒュー P デイヴ・グリーン
顔ぶれを見ると、やはり最下位争いが相応しいですね。特に攻撃ラインが弱体です。ウィリアムスの鉄砲肩は魅力ですが、まともなプロテクションが期待できないとなると不安定さは解消できないでしょう。守備ではセルモン兄弟の兄リー・ロイが光りますが、全体的には小粒です。ブリッツ多用のアグレッシブなディフェンスに活路を見い出すしかないですね。
| The Great Black Hope Doug Williams, Vince Evans, and the Making of the Black Quarterback【電子書籍】[ Louis Moore ]価格:2456円 (2024/9/22 15:04時点) 感想(0件) |
